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ずっと眠っているみたい

       

“癖"というものはすごく厄介で

 

例えるならば、お好み焼き屋さんの鉄板の上で焦げつくソースの匂いを充分に吸ったあの特別好きなデザインではないが愛着のあった従姉妹から貰ったお古のセーターみたいに なかなか しつこいものだ。

   

まるで自己主張激しいおばさんだね、 彼女の口から吐き出された渇いた唾はセーターにも地面にも染み付いて、100%落ちることはないとわたしは知っていた。 それを見て憂鬱になるけど、咎めたところで撒き散らされる唾の量は増えることも分かっていたからわたしはただ嫌悪感を乗せた重い息を吐くしか出来なかった。

   

今思えば、昔から偏りのある人間だったのかもしれない。 友だちも仲良くなったらその子としか遊ばなかったし、食べ物もハマったらそれを毎日食べている。(さすがに食べ物は飽きる。飽きたら次はもう食べなくなる) 気に入った音楽を何度も何度もリピートするし、決まった歌手やバンドの音楽にしか興味がない。好きなことは深く深くとことん追求していく。 好きになればその人しか見えない。その人の言葉とか表情とかに一喜一憂して、勝手に疲れてしまう。

 

昔からそうだった。癖だった。手懐けられた、私の癖。もう離れることはない。

 

 

椿油でコーティングし、アニメティブラシで丁寧に梳かされた髪の毛の拗らせた性格を表しているみたいな頑固な癖。可愛い可愛いわたしの  

         

 

 

と、ここまでを昨日の25:00くらいにかいた。